アメリカ国務省で東アジア・太平洋を担当するデイビッド・スティルウェル次官補は、16日に韓国入りしたあと、韓国の外交安保当局者と接触し、韓日関係の状況について「アメリカは両国の親しい友人・同盟国として、対立解消に向けた両国の取り組みを支援するために、できることをする」と述べました。
スティルウェル次官補は17日、ソウルの外交部庁舎で韓国の当局者らと相次いで会談したあと、報道陣の質問に、「現在、韓日関係に大きな関心が集まっていることを知っている」と話し、韓国側から詳しい説明を受けたと明らかにしました。
また、「現状を深刻に受け止めている。韓国と日本は、どちらも重要な同盟国であるだけに、事態が１日も早く解決することを望む」としたうえで「解決に向けた取り組みを支援する」と述べました。
スティルウェル次官補のカウンターパートである尹淳九（ユン・スング）外交部次官補もまた、記者らに対し、生産的な協議だったとしたうえで、スティルウェル次官補はアメリカも対話による対立解消を支援すると述べたと、明らかにしました。
これに先立って、17日午前、会談を終えたスティルウェル次官補は、アメリカは韓日対立に関与する意向はあるかという記者団からの質問に、「（アメリカは）同盟国であるため、韓国やアメリカに関連する、あらゆる事案に関与する」と明らかにしました。