北韓が先月31日、6月末に板門店（パンムンジョム）で行われたアメリカとの首脳会談を記念する切手を発行しましたが、板門店まで同行した文在寅（ムン・ジェイン）大統領の姿は描かれず、排除されていることがわかりました。
この切手は今週の31日、中国朝鮮切手研究会のホームページに掲載されました。
北韓の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長とアメリカのトランプ大統領が板門店の北韓側施設「板門閣」を背景に軍事境界線に立っている写真が印刷されていて、文在寅大統領の姿は見当たりません。
説明文にも「敬愛なる金正恩同志がトランプ大統領と板門店で対面した」としか書かれておらず、文大統領に関する内容はありません。
北韓の郵政当局は去年6月にシンガポールで開かれた史上初の米朝首脳会談の記念切手シートを、会談1年後のことし6月12日に発行しています。