北韓の朝鮮中央通信は7日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が6日未明に「新型の戦術誘導ミサイル」の発射現場を視察し、「韓米合同軍事演習に適切な警告を送る機会になる」と述べたと報じました。
そして6日の戦術誘導ミサイル2発は、北韓南西部の黄海南道(ファンヘナムド)クァイル付近から発射されて東海の目標に正確に命中し、「ミサイルの信頼性と安全性、実践能力が検証された」と強調しました。
これより前に北韓は、先月25日に「新型戦術誘導兵器」を、続いて先月31日と今月2日には新たに開発した「多連装ロケット砲」の試験発射を行っています。
韓国軍当局者によりますと、これらの飛翔体は、ことし5月4日と9日に発射された「北韓版イスカンデル」と呼ばれる新型の短距離弾道ミサイルと飛行特性が似ているということです。