香港国際空港は、香港政府などへの抗議を続けるデモ隊に占拠され、12日夕方以降の全便が欠航していましたが、13日朝から運航を再開し、韓国と香港を結ぶ便も飛び始めました。
13日朝、香港を出発して午前9時以降に仁川(インチョン)国際空港など韓国に到着する便は合わせて60便あまりもあります。
国土交通部の集計によりますと、現在、香港国際空港に足止めされている韓国人旅行客は1002人だということで、順次帰国できるものとみられます。
香港では、容疑者の身柄を中国本土にも引き渡せるようにする条例の改正案をめぐって大勢の市民が抗議活動を続けていますが、11日夜、デモ隊の女性が警察との衝突で失明する負傷をしたことが引き金となってデモ隊が香港国際空港を占拠したことから、航空当局が12日午後4時30分以降の全便を欠航とし、事実上、空港が閉鎖される事態となっていました。