韓国による韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄決定にまで発展した韓国と日本の対立について、アメリカは韓日両国に失望感を表明し、問題解決に向けた韓日間の対話を促しました。
アメリカのエスパー国防長官は28日の会見で、韓国による韓日軍事情報包括保護協定の破棄決定について、「両国がこうした状況になっていることに非常に失望している。問題が早期に解決し、前進することを願う」と述べました。
エスパー国防長官はそのうえで、韓日双方が問題解決に向けて取り組むよう訴えました。
日本の輸出規制強化措置により韓日の対立が深まっていることについて、アメリカが韓国だけでなく日本に対しても「失望」を表明したのは初めてで、今後、アメリカが両国関係の改善に向けた役割に出るか注目されます。
一方、シュライバー国防次官補もワシントンで講演し、「我々は韓国に対し協定を更新するよう求めていく」と表明し、協定が満期を迎える11月22日まで引き続き韓国側に破棄通告の撤回を求めていく姿勢を示しました。