アメリカ連邦議会の超党派の議員が提出した、韓日米3か国の同盟の重要性を訴え、韓日関係の改善を求める決議が現地時間の24日、下院で可決しました。
アメリカ上院でも、ことし2月に同じ内容の決議が採択されています。
アメリカの政府系メディア、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によりますと、アメリカ下院は、韓日米3か国の同盟の重要性を訴える決議を圧倒的賛成多数で可決したということです。
この決議は、下院のエリオット・エンゲル外交委員長らが提出し、ことし7月に外交委員会を通過していました。
決議は、「テロや大量破壊兵器、人権、気候変動など地球規模の挑戦に立ち向かうため、韓日米は互いに欠かせないパートナーだ」としたうえで、対北韓制裁を完全かつ効果的に履行するため、国連安全保障理事会と国連加盟国、それに韓日米3か国の協力が欠かせないことを改めて確認し、悪化した韓日関係の回復を促しています。
これは、アメリカの外交、経済、安全保障にとっても、建設的で未来志向的な韓日関係が重要であることを改めて確認したものです。
エンゲル外交委員長は、トランプ大統領に、韓日の対立について仲裁に乗り出すことを求める書簡を送っています。