アフリカ豚コレラの感染が国内で初めて確認された京畿道(キョンギド)坡州(パジュ)市で10例目となる発生が確認されました。
農林畜産食品部によりますと、坡州市の養豚場の豚に対して精密検査を行った結果、2日、アフリカ豚コレラウイルスへの感染が確認されたということです。
この養豚場は1日夕方、豚に感染が疑われる症状が見られたため、当局に届け出ていました。
感染は坡州市内では3例目で、今回の養豚場は、坡州で発生した2例目の養豚場から直線距離でわずか7.3キロしか離れていません。
先月27日の9例目以降、再び感染が確認されたことで、政府は緊急移動中止命令を出しました。
これによって、京畿道や仁川市、江原道では2日午前3時半から48時間、養豚にかかわる車両や人の移動が禁じられます。
台風18号が3日に韓半島に上陸することが予想されるなか、政府は防疫に万全を期すとしています。