日本による韓国向け輸出管理強化への反発から広まった日本旅行のボイコットで、8月に日本を訪れた韓国人旅行者数は48%減った一方で、ベトナム・タイ・台湾などを訪れた韓国人観光客数は10~30%増加しました。
韓国観光公社や日本政府観光局によりますと、7月と8月に日本を訪れた韓国人旅行者は87万400人で、前の年の同じ時期と比べて27.6%減少しました。8月だけで見ると、訪日韓国人旅行者は30万8700人にとどまり、前の年の同じ時期と比べて48.0%も落ち込みました。
一方、ベトナム・タイ・台湾などを訪れた韓国人観光客は増加ぶりが目立っています。8月にベトナムを訪れた観光客は、前の年の同じ時期に比べて25.0%増加した40万1038人、タイを訪れた観光客も9.9%増加した18万418人を記録しました。なかでも、台湾を訪れた観光客は9万3694人を記録し、前の年の同じ時期に比べて30.8%も増加しています。
韓国経済研究院は、7月から8月の訪日観光客が大きく減少したことによって、日本の経済波及効果は前の年の同じ時期にくらべて3500億ウォン近く減ったとしていて、これは航空会社などへの影響で減った韓国の経済波及効果およそ400億ウォンの9倍近い数値です。
韓国産業研究院の関係者は「現時点では不買運動の結果、韓国がやや優位にたっているように見えるが、国内のLCC=格安航空会社や旅行者への被害も看過できない。観光が萎縮すれば長期的には互いにとって損害となるため、政治・外交的に問題を解決すべきだ」と述べました。