韓国で大都市とされる7つの都市の中で、65歳以上の高齢者人口の割合が最も高い都市は釜山(プサン)であることがわかりました。
統計庁が17日にまとめた統計によりますと、65歳以上の人口が全体に占める割合は、釜山が17.5%と、全国の7大都市の中で最も高くなっています。
順番に見てますと、釜山に続いて、大邱(テグ)15.1%、ソウル14.5%、 光州(クァンジュ)12.9%、大田(テジョン)12.8%、仁川(インチョン)12.6%、蔚山(ウルサン)の順となっています。
他の大都市より高齢化が進むスピードが速いとされている釜山は、このまま進めば、3年後の2022年に65歳以上の人口が20%を越え、超高齢社会に突入する見通しです。2040年には37.1%に上り、他の大都市との差がより広がることが懸念されます。
国会の企画財政委員会は今回の統計について「高齢化が急速に進めば、人口構造の変化によって経済成長が委縮し、高齢者を対象にした社会保障費の増加による地方財政の負担拡大などは避けられないだろう。対応が急がれる」と懸念を示しました。