韓国の検察は21日、娘の大学への不正入学容疑などがもたれている曺国（チョ・グク）前法務部長官の妻で東洋（トンヤン）大学教授のチョン・ギョンシム被告の逮捕状を裁判所に請求しました。
ソウル中央地方検察庁特捜部によりますと、21日、娘の大学への不正入学や私募ファンドへの不透明な投資の疑惑に絡み、チョン被告に対する逮捕状を裁判所に請求したということです。
検察は逮捕状請求で、不正入学の疑惑については、業務妨害、偽造公文書行使などの容疑を、また私募ファンドへの不透明な投資の疑惑については、業務上横領、資本市場法上の虚偽申告などの容疑を記載しました。
またチョン被告が東洋大学研究室や自宅のパソコンのハードディスクを交換するなど証拠隠滅を図ったとみて証拠偽造教唆（きょうさ）と隠匿教唆の容疑も含まれています。
チョン被告に対する逮捕前の被疑者尋問は23日にも行われる見通しです。