韓国人が最も好きなニュースチャンネルはJTBCで、次いでKBS、MBCの順であることがわかりました。
世論調査会社、韓国ギャラップが今月15日から3日間、全国の成人男女1000人を対象に行った調査によりますと、「最も好きなニュースチャンネル」を聞く質問に対し、JTBCと答えた人が16%で最も多く、次いでKBS15%、MBC10%、YTN9%、SBSと聯合ニュースTVがそれぞれ5%の順でした。
韓国ギャラップは、調査を始めた2013年からことしまで、最も劇的な変化をみせたニュースチャンネルとしてKBSとJTBCをあげました。
KBSは、2013年1-3月期には、最も好きなニュースチャンネルとしてあげた人の割合が41%でしたが、旅客船セウォル号沈没事故が発生した2014年4-6月期に初めて30%を下回り、朴槿恵(パク・クネ)前大統領の親友による国政介入事件が起きたときは16%にまで下がりました。その後、2018年後半に20%に回復しましたが、ことしに入ってから再び下落に転じています。
一方のJTBCは、KBSとは逆の動きをみせていて、2013年の前半は1%だったのが、2014年の4-6月期には、旅客船沈没事故の報道で注目され、10%を超えました。
2016年には朴槿恵前大統領弾劾の引き金となった「物証」とされるタブレットPCを入手して報道したことで35%を超え、2017年1-3月期に44%とピークに達しました。その後、徐々に下がっていましたが、今回の調査で一気に16%まで落ち込みました。
急激な下落について、韓国ギャラップは、「曹国(チョ・グク)前法務部長官の疑惑をめぐる捜査や検察改革に関する報道と無関係ではないとみられる」としています。