韓国の航空会社が保有するアメリカ・ボーイング社の航空機で、胴体の一部に亀裂が見つかり、運航が中止されました。
今月はじめ、アメリカ連邦航空局（FAA）は、ボーイングの商用機737シリーズの旧モデル「737NG」数機に構造的な亀裂が見つかったのを受け、航空会社に対し、緊急検査を指示しています。
対象となるのは、全世界で1900機、韓国では150機にのぼります。
韓国では、これまでに９機から亀裂が見つかりました。亀裂が見つかったのは大韓航空５機、ジンエアー３機、済州（チェジュ）航空１機で、いずれも亀裂発見後、運航を停止しています。
検査がまだ終わっていないことから、亀裂が見つかる航空機がさらに増える可能性があります。
修理には、最低2か月以上かかるとみられ、運航停止に伴う航空会社の損失は避けられない見通しです。