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社会

賃金労働者の36%が非正規雇用 2007年以来最多

Write: 2019-10-30 10:49:16

賃金労働者の36%が非正規雇用 2007年以来最多

Photo : YONHAP News

韓国の非正規労働者は、ことし8月時点でおよそ750万人に上り、全体の賃金労働者に占める割合は36%と、2007年以来、もっとも多くなりました。
統計庁が29日に発表した統計によりますと、ことし8月時点の非正規労働者は、748万1000人でした。全体の賃金労働者に占める非正規労働者の割合は、36.4%に上っており、およそ12年前の2007年3月の調査以来、最も多くなっています。
一方、去年8月時点の非正規労働者は661万4000人で、全体の賃金労働者に占める割合は33.0%でした。単に比較すると、ことしの非正規労働者は、前年より86万7000人、率にして13.1%増えており、全体に占める割合は、3.4ポイント高くなっています。
これについて、統計庁は記者会見で「今回の調査と去年の結果を単純に比較することはできない」としています。「去年の調査では対象としなかった期間制労働者が、今回の調査では対象となったため、その増加分、35万~50万人が反映されたものとみられる」と説明していますが、それらを差し引いても、残り36万~52万もの非正規労働者が増加したことの説明にはなっていません。
これについて、企画財政部は、非正規労働者の増加は、ことしの就業者数が増加したことなどが影響したものだと説明し、「財政雇用事業や高齢者・女性経済活動人口の拡大、書面による契約書作成など、制度や慣行の改善が複合的に作用した結果である。非正規労働者が大幅に増えたとは言い難い」としています。

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