自動運転で走る小型バスの試験運転が30日、世宗市で行われました。
韓国交通研究院と現代自動車、ソウル大学が共同で開発した自動運転バスは30日、来月から始まる道路での実証試験を前に試験運転を行い、世宗市の道路を走りました。韓国で自動運転機能が搭載されたバスが道路を走るのは今回が初めてです。
この自動運転バスは「レベル3」に相当する車両で、普段はAI人工知能システムが運転をしますが、緊急時など、システムからの要請があれば運転者が操作を行います。今回の試験運転で、運転者は乗っていましたが、バスは自らのハンドル操作で走りました。自動運転バスは、来月から週２～3回、搭乗者は乗せずに世宗市の道路を走る予定です。
国土交通部は「自動運転技術の発展によって、人々の生活がより便利に、安全になると思う」と述べました。
国土交通部は2021年までに、限定エリアですべての運転を車両システムが行い、運転者は不要の「レベル４」の自動運転機能が搭載された大型バスを実用化することを目指すとしています。