主要20カ国による国会議長会議が4日開催されるのに合わせ日本を訪れる予定の文喜相(ムン・ヒサン)国会議長は、日本の参議院議長との個別会談は行わないことがわかりました。
日本の参議院事務局の関係者が1日、 聯合ニュースとの電話インタビューに答えて明らかにしました。
主要20カ国の上院議長が一堂に会するG20国会議長会議は、2010年に始まり、今回で6回目を迎えます。
今年は、日本がG20首脳会議の議長国を務めているため、参議院の山東昭子議長が関連国の議長を招待し、16カ国と2機関が参加する予定となっています。
山東議長は、文議長に招待状を送った際、文議長がことし2月、海外メディアとのインタビューで、天皇が謝罪すれば慰安婦問題が解決するとの見解を示したことについて、謝罪することを求めていました。
産経新聞などが関係者の発言として伝えたところによりますと、文議長は山東議長に書簡を送り、「自身の発言によって心を痛められた方々にお詫びする」と伝えたということです。
しかし、山東議長は、「その内容では十分ではない」とし、 発言の撤回と謝罪を求める書簡を送り返していたということです。