アメリカと中国の貿易摩擦で、両国が互いに高い関税を課すことに鳴った場合、韓国の経済成長率は0.34ポイント下落するという見通しが出されました。
政府系シンクタンクのKDI＝韓国開発研究院が４日に発表した、中国経済の危険要因に関する報告書によりますと、米中の貿易摩擦で、これまで両政府が公表した関税引き上げが現実となった場合、韓国の経済成長率は0.34ポイント下落するということです。
具体的には、韓国の経済成長率は、アメリカの対中国関税によって0.32ポイント、中国の対アメリカ関税によって0.02ポイント低下するとの分析です。
つまり、米中貿易摩擦が韓国経済に及ぼすネガティブな影響は、アメリカの対中国関税によるものが大きく、中国の貿易量の減少よりは、中国の内需の落ち込みが比較的により大きい影響を与えるということです。
アメリカと中国は貿易交渉に関連して、第１段階となる部分的合意に署名する方向で協議を行っていますが、依然として不確実性は残っており、韓国経済の下方リスクとなっています。