国際結婚による、いわゆる多文化家庭の去年1年間の出生児数は、全体の5.5%を占め過去最高となりました。
その背景として、韓流ブームの影響でベトナム人やタイ人の女性が韓国人の男性と結婚するケースが増えていることがあるということです。
統計庁のまとめによりますと、2018年の国際結婚件数は、2万3773件と、1年前より1856件、率にして8.5%増えています。韓国での全体の結婚件数は減っているなか、 全体に占める国際結婚の割合が大きくなっており、その割合は前年より0.9ポイント増え9.2%と、2011年の9.3%以来最も高くなっています。
韓国で国際結婚をした外国人配偶者の国籍をみますと、中でもベトナムとタイの増加が目立っています。ベトナムは2016年の27.9%から去年の30.0%と2.1ポイント増え、タイは同じ期間で3.3%から6.6%と3.3ポイント増えています。
統計庁は「韓流やサッカーなどがブームの広がりによって韓国のイメージがよくなっていることを背景に、ベトナムやタイ出身の女性が韓国人の男性と結婚するケースがこの2~3年の間増え続けている」と説明しています。