国防部が、2016年のGSOMIA締結直後に後続措置として、韓日米3国によるイージス艦システムの連動を検討していたことが明らかになりました。
これは、GSOMIA締結をきっかけに、アメリカだけでなく日本とも中核的な情報資産であるイージス艦システムを連動させ、ミサイル情報などを共有することを検討していたもので、アメリカの要請に基づくものと見られています。
2016年4月、紆余曲折の末、 韓国と日本が GSOMIAに署名した際には、直前に韓日米首脳会議が開催され、アメリカ政府が GSOMIAの締結を促すとともに、 韓日米3国のイージス艦を動員した合同訓練を定例化させることに合意していました。
韓国と日本は、その後アメリカとともに、イージス艦を使った海上訓練を9回にわたり実施し、連携を確認しています。
軍事専門家によりますと、韓日イージス艦の連携は、アメリカのミサイル防衛システム(MD)のもとに編入されることにつながり、北韓のミサイルの探知だけでなく、中国をけん制する上でも効果的であるされます。
アメリカがGSOMIA終了について、敏感な反応を示しているのも、こうした手段を手放すことに対する強い懸念があるとの見方があります。