女性グループ、KARAの元メンバー、ク・ハラさんが、24日、自宅で遺体で発見されたことについて、海外のメディアは、K-POPスターがネット上での悪質な書き込みに苦しめられていると、その背景を含めて報じました。
アメリカのCNNは24日(現地時間)、ク・ハラさんの死に対する報道のなかで「この事件は、ネット上の悪質な書き込みがK-POPスターらに与える激しいプレッシャーに対する議論に再び火が点けた」として、先月14日に遺体で発見された、アイドルグループ「f(x)」出身のソルリさんの事例も指摘しました。
アメリカの日刊紙ワシントンポストもク・ハラさんの訃報を受けて、K-POPスターが経験するプレッシャーなど背景について大きく報じました。
ワシントンポストは「ク・ハラさんは、友人であるK-POPスターソルリさんが死亡してから6週も経たないうちに自宅で遺体で発見された」としたうえで「K-POPスターは、ファンたちから凄まじい重圧感を感じている。韓国は、豊かな国のなかで最も自殺率が高く、精神面の健康に対する支援が不足している」と分析しています。
そのうえで「(ク・ハラさんとソルリさん)2人の女性歌手は、恋愛や実生活を統制され、プライベートが大衆に晒され検証を受け、ネット上の悪質な誹謗に悩まされなければならなかった」としてスターを死に追いやった問題点を指摘しました。