韓国のことし7~9月期の出生数は、およそ7万人と、統計を取り始めて以来、最も少なくなりました。
また、1人の女性が一生の間に生む子どもの数を意味する合計特殊出生率は、前年の同じ時期に比べ0.08ポイント下がった0.88で、同じく7~9月期としては2008年の統計開始以来の最低となりました。
統計庁が27日に発表したところによりますと、ことし7月から9月期の出生数は、前年の同じ時期に比べ8.3%減少した7万3793人で、1981年に統計を取り始めて以来、最も少なくなっています。
合計特殊出生率が2.1を推移すれば人口は維持され、2.1を下回ると人口が減少するとされますが、韓国の合計特殊出生率は、2.1の半分にも満たない水準が続いています。統計庁の関係者は「通常10~12月期に出生数が減少する傾向があるため、韓国の今年1年間の合計特殊出生率は去年の0.98に続いて再び1.0を割り込み、さらに落ち込む可能性が高い」と説明しました。