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社会

子供を交通事故から守る「イエローカーペット」運転者への周知が課題

Write: 2019-11-29 10:23:20

子供を交通事故から守る「イエローカーペット」運転者への周知が課題

子供たちを交通事故から守るために設けられている「イエローカーペット」が、交通事故の予防に一定の効果があることが調査で分かりました。
イエローカーペットとは、小学校の周辺にある横断歩道の手前に設けられているもので、横断歩道の前には、まるで黄色いカーペットを広げたように、足元の路面から背後の壁面までを黄色いペンキが塗られています。子供たちは、横断歩道を渡る前に、イエローカーペットの中で待機するようにして安全を確保し、運転者は、イエローカーペットをみて、多くの子供たちが横断するスクールゾーンであることを意識し、運転により気をつけるようにすることが目的です。
イエローカーペットを導入した「緑の傘子供財団」が27日、イエローカーペットに関するアンケート調査を行ったところ、運転者の7割以上が運転中にイエローカーペットに気づいた後、スピードを落とすことがわかりました。いったん止まった後、左右を確認すると答えた人は15.6%でした。
一方、イエローカーペットについて知らないと答えた人は、67.2%に上っており、イエローカーペットの周知に取り組むべきだとの指摘が出されました。また、無断駐車や並木、道路施設などがじゃまで、イエローカーペットに気づきにくいなどの意見も寄せられました。
関係者は今回の調査の結果について「こどもの交通事故は、毎年1万件以上発生しており、特に学校周辺での交通事故が目立っている。イエローカーペットの効果を損なわせる周囲の障害物を取り除く必要がある」とコメントしています。

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