10月に韓国の免税店を訪れた外国人は180万人を超え、 単月としては、2016年に高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」の韓国配備の影響で中国人観光客が激減して以来、最多となりました。
売上高は、2兆1873億ウォンと、1年前より34.5%増加し、前月の2兆2431億ウォンに次ぎ、過去2番目に多い売上となっています。
免税店を訪れた外国人客は、2016年7月に、191万7000人と、過去最多を記録しましたが、その後、アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」の韓国配備が発表され、これに反発した中国の報復措置で中国人観光客が激減し、その年の9月には171万人、翌年の2017年4月には100万人を割り込みました。
10月に、免税店の外国人来店客が増えた背景には、中国の国慶節の大型連休と、インターネット通販各社が値引きセールを実施する中国の「独身の日」(11月11日)を前に、免税品を大量に購入して中国へ持ち帰ろうとするいわゆる「運び屋」が多く来店したことなどがあります。