中国の軍用機が韓国防空識別圏(KADIZ)に進入したことについて、アメリカが同盟国の韓国を支持する声明を発表しました。
韓国軍の合同参謀本部によりますと、「Y-9」偵察機とみられる中国の軍用機1機が29日午前10時5分ごろ、済州島(チェジュド)の南の岩礁、離於島(イオド)近くの韓国と中国の防空識別圏が重なる上空に進入しました。中国軍機は、およそ25分後に韓国防空識別圏を出ましたが、韓国軍は戦闘機を緊急出動させ、対応しました。
中国の軍用機の韓国防空識別圏への進入はことしに入って26回以上とされます。
アメリカの政府系メディア、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によりますと、アメリカ国務省は中国の航空機が今回、韓国の防空識別圏に入ったことについて、「われわれの同盟国の韓国と韓国の懸念を強く支持する」という声明を出したということです。
また同盟国を守るアメリカの意志は堅固だと強調しました。