韓国の市民団体が初めて香港の反政府デモに支持を表明し、デモに参加しました。
香港では現地時間8日午後、民主派団体「民間人権陣線(民陣)」の呼びかけで、「世界人権の日」の記念集会が開かれ、ビクトリア公園に80万人が集まりました。
この集会には、 韓国の市民団体 「参加連帯」や「民主社会のための弁護士会」などからなる訪問団も参加しました。
訪問団が演壇に立って、香港の反政府デモへの支持や連帯の意を示すと、集まった香港市民らは熱い歓迎の拍手を送りました。
「参加連帯」の関係者は、「長い間、民主化闘争を行ってきた韓国と、この6か月間デモを続けてきた香港の経験を共有するため、香港を訪れた。民主化を求める香港市民のデモを心から支持し、連帯の意を示す」と述べました。
集会後、訪問団は、「われわれも香港市民とともに行動します」と書かれたプラカードを手に、ビクトリア公園から金融街のセントラル地区までデモ行進しました。
一方、ソウル都心でも香港の反政府デモを支持する集会が開かれました。
「香港民主抗争を支持する延世(ヨンセ)人会」など大学生や市民団体の会員100人あまりは8日午後、ソウル都心の中国大使館前で集会を開きました。
参加者らは集会後、ソウル市民に支持を訴えて、明洞(ミョンドン)一帯を行進しました。