全国の大学教授およそ千人を対象に行ったアンケート調査で、2019年の社会を象徴する四字熟語に「共命之鳥」が選ばれました。
仏教由来の四字熟語「共命之鳥」は、体が一つで頭が二つある想像上の鳥「共命鳥」の片方が死んだら、もう片方も死んでしまうという意味で、両極の対立が激しい社会像を指摘したものとみられます。
この四字熟語を推薦した嶺南(ヨンナム)大学哲学科のチェ・ジェモク教授は、「ことし韓国社会は、左右に分裂し、深刻な対立を経験している状況で、『一つの体』になろうとする努力が必要だ」と語りました。
2番目に多く選ばれた四字熟語は、偽物と本物が混ざっているという意味の「魚目混珠」で、曺国(チョ・グク)前法務部長官に対する検察の取り調べなどを指しているものとみられます。