国鉄の労働組合である全国鉄道労働組合が、週明け30日に国会で成立する見込みの鉄道の構造改革法案の廃棄を要求して、28日の始発からストライキに入ったため、首都圏の電車や長距離列車の運転が通常の半分以下に減りました。このストライキで28日の午前中、首都圏の電車は通常の55%に、特急セマウル号は6%に、急行ムグンファ号は23%に、準急の統一号は39%に、また貨物列車は10%に運転が減りました。鉄道庁は、鉄道大学の学生や、陸軍兵士ら1000人あまりを首都圏の電車と貨物列車に投入して、通勤の足を確保しました。一方、組合員3500人あまりがろう城を行っていたソウル延世大学の野外劇場に、28日朝7時、警官5500人が投入され、組合員590人を連行し、ろう城を解散させました。盧武鉉政権になってストライキの現場に警察が投入されたのは初めてです。