韓国銀行は、ことしの韓国の経済成長率がかろうじて2%台を維持するとの見通しを示しました。
17日、大韓商工会議所で開かれたセミナーで韓国銀行のイ・ジョンイク調査局次長は「韓国のことしの経済成長率は、2.0%になると見られる」と明らかにしました。
韓国銀行によりますと、韓国の経済成長率が2%を超えられなかったのは、グローバル金融危機に見舞われた2009年の0.8%しかなく、今回の見通しはグローバル金融危機以降で最低となりました。
この日のセミナーでは、来年の韓国経済について、ITや造船など主力産業の改善により、ことしよりは成長率が高まると予想されるものの、V字回復とまではいかないだろうとの見通しが示されました。
イ・ジョンイク次長は「拡張的な財政政策の基調が維持されるほか、来年は半導体を中心にグローバルのIT業界の改善やグローバル経済における不確実性が緩和するとの見通しが出ているため、韓国の輸出や投資もことしよりは回復するものと見られる」と述べました。
一方、韓国政府は18日、来年の経済成長率の見通しを2.4%と発表し、2.3%と予想した韓国銀行や、OECD=経済協力開発機構、韓国開発研究院よりも高い見通しを示しました。
政府によりますと、グローバル経済や半導体業界の回復など対外条件が改善し、これに政策効果が加われば2.4%の成長が可能だということです。