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韓半島

韓米、北韓の年末年始の動きに注視

Write: 2019-12-27 13:24:57

韓米、北韓の年末年始の動きに注視

Photo : YONHAP News

韓国とアメリカは、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の「新年の辞」など、非核化交渉の未来を左右する重大な局面が来年の初めまで続くと見なし、北韓の動向を注視すると、26日、明らかにしました。
また、外交部の李度勲(イ・ドフン)韓半島平和交渉本部長も同じく、金委員長の新年の辞などを通して北韓の意図がより明確になった後、対策を話し合うために来月アメリカを訪問し、国務副長官のビーガン北韓担当特別代表との会合を持つ方向で調整を進めていると明らかにしました。
韓米両国は、北韓が交渉を有利に進めるために圧力を加えている可能性と、交渉への期待を捨て、金委員長が予告していた「新たな道」を準備している可能性に備え、様々なシナリオを検討しているとされています。
一方、北韓は、アメリカのトランプ大統領の再選の可能性がより明確になった時点で、積極的な交渉戦略に動くための時間稼ぎを行っているとの分析もあります。
北韓としては、トランプ大統領とたとえ合意したとしても、政権交代が行われれば、合意事項が履行されない可能性もあることを懸念しているため、トランプ大統領の再選の可能性が高まるにつれ、北韓の態度も和らぐ可能性があるとの見方もあります。
また、一部では、北韓が来年「労働党創建75周年」や「国家経済発展5か年戦略」の最後の年を迎えるだけに、アメリカとの交渉で成果を上げ、対北韓制裁を緩和させる必要があるため、アメリカとの交渉を無視できないとする観測もあります。
ただ、現在北韓は、アメリカに強硬なメッセージを送る一方で、水面下での交渉の可能性を示唆するシグナルを送っていないため、当分の間は、交渉の扉を閉ざす可能性が高いとの見方が出ています。
また、韓米両国は、北韓が挑発の可能性を示唆したクリスマスは過ぎたものの、今後も大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射などの挑発に乗り出す可能性があると見ているため、北韓が交渉のテーブルを壊してしまうような大きな挑発を行わないよう自制を促す外交努力を続けながら、交渉再開に向けた契機を探る方針とされています。

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