サムスン電子がアメリカ企業と共同開発した5G=第5世代移動通信システムの車両用通信ユニット(TCU)がドイツの自動車メーカーBMWの電気自動車に搭載されることが分かりました。
サムスン電子は8日、世界で初めて5Gに適用した通信ユニット技術が2021年に量産される予定のBMWの電気自動車「アイネクスト(iNEXT)」に搭載されると明らかにしました。
今回の供給は、サムスン電子とアメリカの自動車電装会社ハーマンが共同開発した5Gシステムの車両用通信ユニットでの初めての受注となりました。
2017年に80億ドルを投じてハーマンを買収したサムスン電子は、サムスンの最先端IT技術とハーマンの電装ノウハウを融合させ、革新的な未来型自動車の生産に拍車をかける戦略を展開しています。
サムスン電子は、7日(現地時間)にアメリカ・ラスベガスで開幕した世界最大級の家電IT見本市「CES2020」で5G通信ユニット技術を披露しました。
通信ユニットは、円滑なデータ通信を可能にするデータ送受信装置で「コネクテッドカー(ネットでつながる車)」を具体化した無線通信技術で、この技術によってドライバーは走行中にも高画質のコンテンツや地図情報をリアルタイムでダウンロードすることができます。
サムスン電子の電装事業チームの副社長は「5G通信ユニットでは、ハーマンが世界でトップになるものとみられる」と語っています。
一方、サムスン電子はこの日の行事で「デジタルコックピット」も公開しました。
「デジタルコックピット」とは、自動運転時代に向けて運転席での各種の操作をデジタル化するもので、音声だけで車内から自宅の家電を制御したり、助手席で超高画質の映像コンテンツを見ることなどが可能になります。