韓国の有価証券市場で外国人が保有する株式の比率が38.9%と、この13年あまりの間でもっとも高くなりました。
金融投資協会が16日、公表したところによりますと、韓国の有価証券市場で外国人が保有する株式の時価総額は今月14日の時点で、585兆9808億ウォンで、市場全体の時価総額1506兆5345億ウォンに占める割合が38.90%となったということです。
これは、2006年8月8日以降、13年ぶりのもっとも高い割合です。
市場全体の時価総額も1年3か月ぶりに1500兆ウォン台を回復しました。
これは米中が貿易交渉で第1段階の合意文書に署名したことへの期待感や中東リスクの緩和などが好材料になったとみられます。
また半導体景気の回復への期待感から、外国人投資家が時価総額で1位のサムスン電子株や2位のSKハイニックス株の買いに出たこともプラス要因となりました。
外国人投資家の買い基調に支えられ、サムスン電子の株価は13日、おととし5月の株式分割以来初めて6万ウォンを超えました。
SKハイニックスの株価も、SKグループがハイニックスを買収した2012年3月以来初めて10万ウォンを超えました。