先週土曜日28日から続いていた国鉄の労働組合によるストライキが解除されました。国鉄の労働組合の全国鉄道労働組合は30日夜の会議で、まずストライキを撤回して業務に復帰した後、交渉に臨むことで結論を出し、1日午前に組合員を対象に賛否を問う投票を行いました。その結果、賛成が多数を占めたため、労働組合は1日午後4時、ストライキ解除を宣言しました。労働組合では「国会での成立に反対していた「鉄道産業発展基本法」と「韓国鉄道施設公団法」が30日の国会本会議で成立した。これで政府が現実的に労働組合の要求を受け入れることができなくなり、ストライキによる国民の批判が高まっていること、それにストライキに参加した610人あまりが職場外しや停職、解雇などの厳しい処分を受けていることから方針を変えた」としています。鉄道庁によりますと、1日午後2時現在、ストライキに参加した組合員9,800人あまりのうち8,000人ほどが業務に復帰し、復帰率の低かった電車の運転士やディーゼル機関士の復帰も増えて、1日夜からは列車の運行回数が大幅に増える見込みです。しかし正常なダイヤに戻るのは3日ごろになるものとみられています。