ソウルの街に清流を 清渓川復元工事スタート
Write: 2003-07-01 00:00:00 / Update: 0000-00-00 00:00:00
ソウル都心を東西に流れる清渓川を元どおりの流れる川に復元させる工事の起工式が1日午後行われました。清渓川は、朝鮮時代からソウルの街の風景の一つでしたが、韓国の高度経済成長時代の1965年に「汚い」として、川がコンクリートでふさがれて、道路となり、さらに3年後、その上に高架道路が建設されました。しかし去年春の選挙で当選した 李明博市長は、ソウルを潤いのある街にするには、この川を復元するしかないとして、川の復元を公約にし、いよいよ工事にとりかかることになりました。計画によりますと、この工事で元の川に戻るのは、東はソンドン区のシンタプ鉄橋と、西は中区の東亜日報本社前までの5.8キロで、2005年9月までに高架道路と川を覆っているコンクリートのふたを撤去して、幅100メートルほどの 清渓川を復元させ、27万4,000㎡の緑の空間を作り、21の橋をかけます。起工式では清渓川の過去と現在、未来の映像が大型画面で紹介され、アメリカのワシントンDC市長らの祝賀の映像メッセージに続いて、清渓高架道路を切り取ってクレーンで運搬するパフォーマンスが行われました。これに先立って清渓高架道路は1日午前0時、開通以来34年ぶりに全面閉鎖されました。しかし朝のラッシュアワーに周辺の道路の混雑は、とくにありませんでした。ところで、清渓川周辺で屋台や小さな店を開いてきた人たち200人が、30日夜、清渓川の工事で商売ができなくなったとして対策を求める集会を行いました。また多くの市民は工事が始まる前の清渓川を一目みようと訪れ、古本屋で本を買ったり、高架道路で記念写真をとったりしていました。
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