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社会

新型肺炎で感染症危機警報10年ぶりに「注意」から「警戒」へ

Write: 2020-01-28 10:25:02Update: 2020-01-28 11:24:53

新型肺炎で感染症危機警報10年ぶりに「注意」から「警戒」へ

Photo : YONHAP News

新型コロナウイルスの4人目の感染者が発生したのを受け、保健福祉部は27日、疾病管理本部の危機評価会議を開き、感染症の危機警報レベルを「警戒」に引き上げました。
警報レベルは、低い順に「関心・注意・警戒・深刻」の4つの段階に分かれています。
海外で新型の感染症が発生し、流行した場合は「関心」、国内に流入した場合は「注意」、国内に流入した感染症が制限的に広まった場合「警戒」、さらに地域社会や全国的に広まった場合は「深刻」に引き上げられます。
警報レベルが「関心」の段階では、疾病管理本部が対策班を運営しますが、「注意」に引き上げられると、疾病管理本部の中に中央防疫対策本部を設置し、運営します。
「警戒」の段階では、中央防疫対策本部を運営し、保健福祉部長官が本部長を務める中央事故収拾本部が設置され、必要に応じて国務総理が主催する汎政府会議を開き、汎政府支援本部を運営するかについて検討します。
さらに「深刻」の段階に達した場合には、政府レベルで中央災難安全対策本部を運営します。
政府は今月20日、国内で初めて新型コロナウイルスの感染者が発生したのを受け、危機警報を「関心」から「注意」に1段階引き上げました。
そして1週後の27日に4人目の感染者が発生したのを受け、地域社会に広がる可能性があるとして、もう一段高いレベルの「警戒」に引き上げました。
政府が、この「警戒」段階を公式的に宣言したのは、新型インフルエンザが発生した2009年7月21日以来、およそ10年6か月ぶりです。
MERS=中東呼吸器症候群が発生した2015年には、国内で最初の感染者が確認された5月20日に「関心」から「注意」に引き上げ、中央防疫対策本部を設置しました。
ただ、当時政府は危機警報のレベルは「注意」を維持し、防疫対策などは「警戒」の段階に合わせて対応したとされています。

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