新型コロナウイルスの感染拡大に懸念が高まるなか、ことしの旧正月「ソル」の連休中、マスクや手指消毒剤など衛生用品の売り上げが大幅に増加したことがわかりました。
とくに、中国人観光客が多く訪れるソウルの明洞(ミョンドン)では、マスクを大量に買う観光客が目立ち、一部の売場ではマスクや手指消毒剤などが品薄状態になりました。
コンビニエンスストアのCUは28日、国内で新型コロナウイルスによる肺炎の感染者が発生した今月20日から27日までのマスクの売り上げを調べたところ、前の月の同じ時期に比べて10.4倍も急増したと明らかにしました。
マスクの売り上げは、PM2.5=微小粒子状物質への対策などで、冬場は平時より5倍から8倍増加しますが、連休中に新型コロナウイルスへの懸念が高まったことでさらに大きく伸びたとCUは分析しています。
また、うがい薬は162.2%、手指消毒剤は121.8%売り上げが増加したということです。
このほかにも、連休中(24日から27日)には、かぜ薬(250.2%)や解熱剤(181.8%)など、常備薬の売り上げも大幅に増加しました。
このような現象は、GS25など別のコンビニチェーンでも起こっていて、一部の売場ではマスクが品薄状態になっているということです。