自転車競技でアジア新記録を打ち立てたオム・セボム選手（18）が、タイでの練習中に交通事故に遭い死亡しました。
韓国国土情報公社などによりますと、タイのチェンマイで強化練習を行っていたオム・セボム選手は28日午前10時ごろ、道路での練習中に下り坂のカーブで、自転車が現地の車と衝突しました。オム・セボム選手は、意識を失ったまま病院に救急搬送されましたが、搬送の途中で死亡が確認されました。現地の警察が事故の詳しい経緯について調べています。
オム・セボム選手は、去年10月、韓国で開かれたアジアジュニアサイクルトラック選手権で中・長距離レースに参加し、個人戦でアジア新記録を更新するなど、韓国自転車のルーキーとして、将来が期待されていました。 ことし1月2日に、韓国国土情報公社に所属し、タイのチェンマイでの強化合宿に参加していました。
韓国国土情報公社は「将来が期待された選手が、このような事故に遭い、悲しい限りだ。現地にスタッフを派遣しており、状況の把握や支援に最善を尽くす」と述べました。