新型コロナウイルスによる肺炎が猛威を振るう中国・武漢市から31日、368人の韓国人が政府のチャーター機で帰国しました。
帰国した368人のうち18人は、金浦(キムポ)空港に到着してからの検疫で発熱が確認されたため、国が指定した医療機関に移送されて治療を受けているということです。
検疫で症状が現れなかった350人は、政府が用意したバスに乗り、隔離先の公務員施設に移動しました。離先の公務員施設に移動し潜伏期間とされる2週間を目安に隔離されます。
隔離先は忠清北道(チュンチョンブクド)鎮川(チンチョン)郡にある国家公務員人材開発院と忠清南道(チュンチョンナムド)牙山(アサン)市にある公務員の研究施設の2カ所です。
1人1室で、外部との面会は禁止されます。
部屋を出るには許可が必要で、マスクをつけて移動しなければなりません。
外出は禁止され、食事も提供された弁当を部屋の中で食べることになります。
医療スタッフが常時配置され、1日2回の検温と健康状態の検査が行われ、体温が37.5度を超えるか呼吸器に何らかの症状が出た場合には、国が指定した医療機関で隔離治療を受けることになります。
2週間症状が出なければ、感染防止に関する教育を受けたあと、帰宅することになります。