韓国南部の智異山(チリサン)で冬眠から目覚めて産卵するカエルの卵がことし初めて確認されました。
産卵の確認は、去年より27日も早く、暖冬の影響とみられます。
環境部傘下の国立公園公団が2日、発表したところによりますと、先月23日、智異山国立公園の九龍(クリョン)渓谷一帯でチョウセンヤマアカガエルの卵を確認したということです。
チョウセンヤマアカガエルは、韓国と日本の対馬に分布する種類で、国立公園公団は気候変動が生態系に及ぼす影響を調べるため2010年からこのカエルの産卵の時期の統計を取っています。
ことしの1月23日は、去年の2月19日より27日早く、統計を取り始めた2010年の2月22日よりは1か月早いものです。
1月に産卵が確認されたのはことしが初めてで、国立公園公団は、暖冬のため産卵の時期が早くなったとみています。
気象庁によりますと、去年12月の全国の平均気温は平年を1度5分上回って2度8分だったということです。