政府が、中国湖北省武漢に残っている韓国人を帰国させるために、チャーター機の第3便を武漢に送ることが分かりました。
今回は、韓国人だけでなく、中国籍の家族もともに帰国させる方針だということです。
中央事故収拾本部は9日、中国当局との協議が終わり次第、できるだけ早い時期にチャーター機を武漢に送ると明らかにしました。
康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は9日、「現在中国に残っている韓国人と家族は合わせて230人で、総領事館の聞き取り調査によれば100人程度がチャーター機を利用するものとみられる」と話しています。
政府はこれまで、チャーター機を2回にわたり武漢に送り、701人の韓国人を帰国させています。
中国政府は当初、武漢に住む韓国人の家族であっても、中国籍である場合、チャーター機には乗れないとしていましたが、最近、韓国人の家族であれば、中国籍であっても韓国のチャーター機に乗ることを許可するとの立場を明らかにしています。
政府は、今回チャーター機の第3便で帰国する人々は、第1陣と第2陣より少なくても10日以上長く武漢に留まっており、感染の危険性がさらに高いため、防疫と医療支援を強化する方針です。
政府が送ったチャーター機ですでに帰国している第1陣と第2陣701人のうち、新型コロナウイルスの感染が確認されたのは、2人です。