新型コロナウイルスの感染拡大とともに、マスクの品薄が続いているなか、政府は10日、大量のマスクの違法な取引行為を摘発したと明らかにしました。
摘発されたのは、インターネットでマスクを販売する業者で、保健用マスク105万枚を現金14億ウォンで販売しようとして、食品医薬品安全処の捜査チームに摘発されました。
105万枚は、韓国国内で1日に生産されるマスクの10%を超える枚数です。
食品医薬品安全処は、業者を警察に告発するとしています。
韓国では5日から、マスクや消毒剤の価格をつり上げるために大量に買い占めたり、売り惜しんだりする業者に対し、2年以下の懲役、または1000万ウォン以下の罰金を科す制度を実施し、取り締まりを強化しているほか、9日にはマスクの緊急需給安定対策を発表しています。