アカデミー賞で最高賞の作品賞を含む4つの賞を受賞した映画「パラサイト 半地下の家族」が、海外でブームを巻き起こしています。
海外メディアは現地時間の10日、北米での配給会社が「パラサイト半地下の家族」を上映する映画館の数を現在の1060館から2000館以上に増やす予定であると報道しました。
映画の興行成績を分析する「ボックス・オフィス・モジョ」によりますと「パラサイト 半地下の家族」は、これまで北米で3553万ドルの興行収入を上げ、北米で公開された非英語圏の作品では歴代6位となりました。
アカデミー賞作品賞を受賞した映画は、北米での興行収入が、通常20%前後上がるとされており、一部の専門家は、既にDVDが発売されたにもかかわらず、「パラサイト 半地下の家族」の興行収入は、最終的に4500万~5000万ドルに達するとの見通しを示しています。
「パラサイト」ブームは、イギリスでもうかがうことができます。イギリスでは、今月7日に映画が公開され、試写会などを含め公開後初めての週末には約140万ポンドの収入を記録しました。イギリスの配給会社も上映館を136館から400館以上に増やすということです。