韓国では12日、新型コロナウイルスによる感染症の追加の患者は発生しませんでした。国内の感染者は28人で、このうち4人は完治して退院しました。
また、外交部によりますと、日本の横浜港で検疫中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗船している韓国人14人は、いずれも安全な状態で、韓国への移送を要請した人はいないということです。
一方、これまで中国からの入国者に対して特別入国手続きが適用されていましたが、12日から香港とマカオからの入国者も対象に含まれました。
また、中央事故収拾本部は、12日からの特別入国手続きで入国者に対して「自己診断アプリ」のインストールを義務付けると明らかにしました。
このアプリをインストールした入国者は、最大14日間、自己診断機能を通じて発熱、咳、のどの痛みなど、感染症の症状が現れたかどうかを毎日、入力しなければなりません。
ところで、韓国政府は現在、一般に「新型コロナウイルス感染症」または「武漢肺炎」と呼ばれている疾患の正式名称を「コロナ19」に決めたと明らかにしました。
これは、WHO=世界保健機関が新型コロナウイルスによる疾患の正式名称を「COVID-19」に決めたことに従ったもので、「19」は、ウイルス発生が初めて報告された「2019年」を意味します。