金錬鉄(キム・ヨンチョル)統一部長官は18日、北韓が、新型コロナウイルスの流入防止に向け、国家非常防疫体制を宣言し、防疫に総力を挙げていると説明しました。
金長官は、国会外交統一委員会への報告で、「北韓は新型コロナウイルスへの感染防止のため、移動の制限や海外訪問の禁止、外国人の隔離措置など、厳しい措置を取っている」としたうえで、「16日には、故金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の誕生日を祝う中央報告大会を開かず、8日の朝鮮人民軍創建記念日「建軍節」を記念する行事は、少規模で行った」と説明しました。
金長官は、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた南北の協力について、「基本的に、感染拡大の防止や対応のためには、南北の協力が必要だと考えている」として、「今後、韓国の現状や北韓の動向、民間の立場などを総合的に考慮し、協力の方向について模索していく」と述べました。