31番目の感染者が通っていた宗教団体の施設で、大勢の感染者が確認されたことについて、ネット上ではさまざまな噂が広がっていますが、宗教団体側はウイルスの感染拡大で社会に迷惑をかけたとする一方で、教会の方針と異なる情報を発信した人に対しては、厳重な措置を取る考えを示しました。
宗教団体「新天地」は20日、ホームページで「1人の信徒によって、教会で大勢の感染者が発生したことで、社会に迷惑をかけてしまい非常に遺憾に思う」としたうえで、「感染者が確認されてから、礼拝などについては、政府や自治体の方針に従い、最大限協力するよう、各教会の信徒たちに繰り返し、通知している」と説明しました。
一方、新天地が、信徒たちに、自分が新天地の信徒であることを隠すよう奨励する「新型コロナウイルス・マニュアル」を作成したという情報がネット上で広がったことに対し、新天地は「一部の信徒が個人的に教会本部とは異なる方針を伝えたり、対応マニュアルなど、嘘の情報を流したことについて、懲戒措置を取っている」ことを明らかにしました。また「本部の方針とは異なる、信徒個人の意見を発信することを禁止し、それを破った場合は、厳重な措置を取る方針だ」と説明しました。