文化体育観光部の下にある海外文化広報院は、25の国と地域にある韓国文化院などで、韓国映画をPRする特別イベントの開催に取り組む方針を明らかにしました。
海外文化広報院は、ポン・ジュノ監督の映画「パラサイト　半地下の家族」がアカデミー賞で４つの賞を受賞したことをきっかけに、海外で韓国映画に対する関心が高まっていることを受け、世界各地で韓国作品の上映会などを行うとしています。
アメリカの文化院では「Korean Film Nights」と題したイベントや、現地の専門家を招いた催しを開催し、イタリアの文化院は現地の映画祭で韓国映画特別上映会を行います。
フィリピンや香港の文化院は、上映会に加え、韓国文化を体験できるイベントを開催するとして、「パラサイト 半地下の家族」に登場するインスタントラーメン「チャパグリ」作りなどを行います。
文化体育観光部は、去年10月にまとめた「韓国映画産業発展計画」に基づき、ポン・ジュノ監督が所属していた韓国映画アカデミーの教育課程と人員を拡充し、製作費支援を増額することにしています。
朴良雨（パク・ヤンウ）文化体育観光部長官は「韓国の映画や文化産業全般への支援を広げ、世界各地の文化院で韓国文化コンテンツを積極的にPRし、韓国が名実ともに文化強国となれるよう取り組んでいく」と述べました。