アメリカの国防総省は現地時間の10日、記者会見し、新型コロナウイルスの感染拡大が沈静化したら、韓国軍との演習を一部再開したいという考えを示しました。.
国防総省の報道官はこの日の会見で、新型コロナウイルスにより韓米合同軍事演習が延期されたなか、韓国における安保体制に隙ができたのではないかという質問に対し「現時点で、我々軍の準備態勢や能力において劇的な減少は、まだ確認されていないと考えられる」と答えました。
そのうえで、韓国駐在のロバート・エイブラムス韓米連合司令官が、新型コロナウイルスから兵士を守るため、実効性のある措置を取っていると強調しました。
国防総省は、「アメリカ軍と韓国軍は、一部の演習や活動から退いているが、ウイルスが沈静化し、気温が温かくなれば、軍の活動が一部再開されることを願っている」と述べました。
アメリカ国防総省のこうした発言は、最近、北韓が相次いで飛翔体を発射していることに対する牽制として出されたという見方もあります。