WHO=世界保健機関は、全世界で新型コロナウイルスの感染者が12万人に達しようとしているのを受けて、世界的な大流行「パンデミック」を宣言しました。
新型コロナウイルスは、中国で初の感染者が報告されてから70日あまりで、全世界で感染者およそ12万人、死亡者4300人が発生し、感染が確認された国は110か国を上回りました。
WHOは、今後、数週間で全世界の感染者や死亡者が大幅に増加すると見通している一方、中国や韓国では感染者の増加が鈍化しているとして、「新型コロナウイルスは、今からでも十分に統制できる」と明らかにしました。
WHOがパンデミックを宣言したのは、1968年の香港インフルエンザと2009年の新型インフルエンザに次いで、3番目です。
一方、パンデミック宣言によって12日、国内の金融市場では株式、債券、ウォンの価値が軒並みが下落しました。
とくに、韓国株式市場の総合株価指数(KOSPI)は、12日午後一時、先物価格が5%以上急落した状態が1分以上続いたことを受け、プログラム売買を5分間停止するサイドカーが発動されるなど、急落しました。
総合株価指数は、その後、やや持ち直し、結局、3.87%下がった1834.33で取引を終えました。
1850を割り込んだのは、2016年2月以来、4年ぶりです。