韓国銀行が、政策金利を0.5ポイント引き下げ、過去最低の年0.75％にすると発表しました。
韓国銀行は16日午後、臨時の金融通貨委員会を開き、政策金利を現行の年1.25％から0.5ポイント引き下げて0.75%にすると決定しました。
韓国の政策金利が0％代になったのは初めてです。
今回の利下げは、新型コロナウイルスによる感染がパンデミック=世界的大流行の局面になったことで、国内外の金融市場が深刻な衝撃を受けているという判断が背景にあるとみられます。
また、アメリカの中央銀行にあたるFRB＝連邦準備制度理事会が今月２度目の緊急利下げに踏み切り、事実上のゼロ金利になったことも影響したものとみられます。
韓国銀行が臨時の金融通貨委員会を開いて金利を引き下げたのは、アメリカの同時多発テロ事件が起きた直後の2011年9月と金融危機の2008年10月の2回だけです。