新型コロナウイルスの感染拡大が深刻なイタリアで、韓国に帰国するための航空便の運航が停止されてしまう最悪の事態に備え、イタリアに住む韓国人の間で、チャーター機の需要調査を始めたことが分かりました。
大韓航空は、チャーター機を運航するための最低限の人数とされる200人以上が集まれば、特別チャーター機を運航できるとする考えを、イタリアの韓国人会に伝えたということです。
現在、イタリアと仁川を結ぶ路線の運航はすでに停止しており、フランス・パリやドイツ・フランクフルトを経由して韓国に帰国する路線が残っている状況です。
イタリアに住む韓国人の間では、新型コロナウイルスの感染拡大により、観光業界は麻痺状態に陥っているうえ、医療スタッフや病床が不足している状況を懸念する声が上がっているということです。
フランスに住む韓国人や留学生も状況は同じです。
フランス政府は、パリ国際大学都市の韓国館の韓国人学生をはじめ、すべての学生に対して、感染の懸念があるため帰国するか、自宅に留まることを勧告しています。