強風注意報や警報が各地に出された19日、全国で23件の山火事が発生しました。
このうち22件は鎮火しましたが、19日午後1時50分ごろに韓国南東部の蔚山(ウルサン)市蔚州(ウルジュ)郡で発生した山火事は、強風に乗って短時間に燃え広がり、今も消火活動が続いています。
この山火事で、地元住民5000人あまりに対する避難命令が出されています。
また、消火活動に当たっていた民間のヘリコプターが墜落し、乗っていた2人のうち1人は救助されましたが、1人が行方不明となっています。
消防庁によりますと、20日午前8時の時点でおよそ75%が鎮火したということです。
山林・消防当局は、この山火事によって100ヘクタール以上の山林が消失したとみています。
20日午前6時の時点で、全国のほとんどの地域の強風注意報は解除され、航空機や旅客船の運航も再開しています。