SNSソフトの「テレグラム(Telegram)」を使って未成年者が性的被害を受けている動画を販売し、児童・青少年の性保護に関する法律違反などの容疑で逮捕された男に対して、身元の公開を求める大統領府青瓦台の国民請願掲示板への書き込みが、わずか4日間で200万人の支持を獲得し、最短期間での200万人突破の記録となりました。
請願者は書き込みで、「幼い児童や生徒を地獄に追い込んだ」として加害者の身元を公開するよう求めていて、23日午前10時の時点で219万人が賛同しました。
容疑者の男は、セキュリティーレベルが高く、一定の時間が過ぎると記録が削除されるSNSソフト「テレグラム」の特徴を利用し、2018年末から去年3月まで未成年者が性的被害を受けている動画などを制作し、テレグラムのシークレットチャットルームで販売し、数億ウォンを取得したとされています。
一方、女性団体によりますと、この男が運営したチャットルームを含めて、性的搾取物を流布・販売するテレグラムのチャットルームは60に上り、加入者は26万人に達するとみられるとして、加入者全員の身元の公開を求める書き込みを国民請願掲示板に投稿していますが、この書き込みも2日間で130万人の支持を集めました。
警察は24日、身元情報公開委員会を開き、この男の身元を公開するかどうかを決める方針です。
大統領府青瓦台のホームページに設けられた「国民請願掲示板」は、国民誰もが自由に書き込みを投稿することができ、20万人以上が支持した書き込みには、青瓦台が公式の答弁をすることになっています。